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広告効果測定とは:どの広告が売上につながったかをECで見分ける方法

広告効果測定とは、出した広告が本当に売上につながったかを見極めることです。多くのネットショップが「どの広告が効いたか分からない」のは、計測の土台が無いからです。媒体の管理画面の数字と自社の実売上の違い、UTMを付けてチャネル別に実売上で見分ける手順までを、やさしく整理します。

広告効果測定とは:どの広告が売上につながったかをECで見分ける方法

毎月、広告にお金を使っている。クリックも取れている。でも「どの広告が本当に売上につながったのか」と聞かれると、はっきり答えられない——。これは、多くのネットショップで起きていることです。広告効果測定とは、出した広告が本当に売上につながったかを見極めることです。本記事では、なぜ「どの広告が効いたか分からない」状態が起きるのか、その原因と、自社の実売上で見分ける具体的な手順までを、やさしく整理します。

動画で1分まとめ

この記事のまとめ#

  1. 広告効果測定とは、出した広告が本当に売上につながったかを見極めること

    クリック数や表示回数だけでなく、その先で実際に売上が立ったかまでを見る

  2. 「どの広告が効いたか分からない」原因は、計測の土台が無いこと

    購入の計測(コンバージョン計測)やUTMの印が無いと、そもそも売上と広告を結べない

  3. 媒体の管理画面の数字は「何が起きたか」止まり

    クリックやCVは分かっても、自社の実売上や新規客かどうかは管理画面だけでは見えない

  4. 最初の一歩は、UTMを付けてチャネル別に実売上を集計すること

    完璧な計測を目指す前に、自社の売上を広告別にそろえて見るだけで判断が変わる

1. 広告効果測定とは何か#

結論: 広告効果測定とは、出した広告が「本当に売上につながったか」を見極めること。

広告効果測定と聞くと、クリック数やクリック率、表示回数などを思い浮かべるかもしれません。これらはもちろん大事な数字です。ただ、本当に知りたいのは「その広告が、最後に売上を作ったのか」のはずです。クリックがいくら多くても、売上につながっていなければ、その広告にお金を足す理由にはなりません。

ここで知っておきたいのが、同じ広告でも「どこで数字を見るか」で分かることが変わる、という点です。広告の効果には、2つの見方があります。1つは、Google広告やSNS広告などの管理画面の数字。もう1つは、自社の実際の売上です。

媒体の管理画面は「何が起きたか」、自社の実売上は「本当に売れたか・誰が買ったか」を教える比較表

管理画面は「クリックが何回あった」「申告ベースのコンバージョン(CV・購入などの成果)が何件あった」を教えてくれます。これは「何が起きたか」の記録です。一方、自社の実売上は「実際にいくら売れたか」「買ったのは新規のお客さんか、それとも常連か」を教えてくれます。広告効果測定の本当のゴールは、この2つを突き合わせて「どの広告が、本当に売上を作ったか」を判断することです。

2. なぜ「どの広告が効いているか分からない」のか#

結論: 計測の土台(購入の計測とUTMの印)が無いと、広告と売上をそもそも結べない。

「どの広告が効いているか分からない」のは、運用者の腕が悪いからではありません。多くの場合、原因は計測の土台が抜けていることにあります。土台とは、2つの仕組みです。1つは、購入が起きたことを正しく記録するコンバージョン計測。もう1つは、その訪問がどの広告から来たかを示すUTMという印です。

この土台が無いと、何が起きるでしょうか。クリックは取れているのに、リード(見込み客)や売上が安定しない、という状態になります。たとえば、見込み客1人を集めるのにかかった費用が、月によって3倍も4倍もぶれることがあります。

計測の土台が無いと、クリックは取れているのにリード獲得単価が月ごとに大きくぶれる

数字がこれだけぶれると、つい「入札の金額を調整しよう」と考えがちです。けれども本当の原因は、入札ではなく計測の土台が無いことにあります。広告の現場では、何か月もコンバージョン計測をしないまま運用し、どの広告がリードを生んだか分からないまま予算を使っていた、という例も珍しくありません。土台が無ければ、最適化しているつもりでも、実際は目隠しのまま走っているのと同じです。

もう1つの落とし穴が、媒体の管理画面だけを信じることです。Google広告は「このキーワードがCVした」とは教えてくれます。けれども、そのお客さんが本当に良い客だったか、すぐ解約しなかったかまでは教えてくれません。管理画面の数字は便利ですが、それ単体では文脈が足りないのです。

3. 自社の実売上で見分ける打ち手#

結論: 完璧な計測を目指す前に、UTMを付けて広告別に自社の実売上を集計する。

土台が無いと判断できない、と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。けれども最初の一歩は、決して大がかりではありません。やることは、自社の売上を「どの広告から来たか」でそろえ直すことです。手順は3つに分けられます。

どの広告が効いたかを、自社の実売上で見分ける3ステップ

  • ① UTMを付ける:広告のリンクに、どの広告から来たかを示す印(UTMパラメータ)を付ける。これで訪問とチャネルを結べる
  • ② チャネル・広告別に実売上を集計する:管理画面の申告ではなく、自社で確定した売上を広告ごとにそろえて並べる
  • ③ 新規と既存に分けて見る:その売上が新規客のものか、戻ってきた常連のものかを切り分ける

特に大事なのが、3つ目の「新規と既存を分ける」ことです。広告媒体は、いちばん安く成果が出る相手に最適化しがちで、その結果、もともと戻ってくる常連客に寄っていきます。見かけの成果が良いチャネルが、実は常連の再訪を数えているだけ、ということが起こります。逆に、見かけの成果が地味でも、新しいお客さんをいちばん連れてきているチャネルもあります。新規と既存を分けるだけで、この見分けがつくようになります。

完璧な計測の仕組みを一気に作る必要はありません。まずUTMを付け、自社の実売上で並べ、新規と既存を分ける。この3つをそろえるだけで、「どの広告が本当に売上を作ったか」が見えてきます。

RevenueScopeの解決策

「どの広告が効いたか分からない」のも、数字がぶれて判断できないのも、根っこは同じです。広告と売上を結ぶ共通の物差しが無く、媒体ごとの自己申告でしか見えていないことです。

RevenueScope は、広告費を入力させません。難しいアトリビューションのモデルを設定してもらうツールではない、という意味です。代わりに、自前のトラッキングで重複を取り除いたチャネル別の実売上を、1つの画面でそろえて見せます。各媒体がばらばらに主張する数字ではなく、最後にどこから来て購入したか(Last-touch)で全チャネルをそろえた、共通の物差しです。

RevenueScopeのチャネル別売上効率ダッシュボード(表示はデモデータ)。チャネルとUTMキャンペーン別に、収益・RPS(セッションあたり売上)・AOV(平均注文額)・CVR(購入率)を一覧で並べ、どの広告が実売上につながったかを判断できる

RevenueScope のダッシュボード(表示はデモデータ)。チャネル/広告キャンペーン別に、収益や購入率といった自社の実売上の指標を横並びにする。

たとえば上の画面を読んでみます。売上の絶対額がいちばん大きいのはInstagram(¥1.7M)です。けれど、セッションあたりの売上(RPS)で見るとInstagramは¥210で最下位。逆に、売上は小さいメルマガ(¥276K)がRPS¥345で最上位です。つまり「いちばん効率よく売れている」のはメルマガだと分かります。売上の大きさと売上の効率は別物で、それを同じ物差しで並べるから、はじめて見分けがつきます。

さらにメルマガの行を開くと、同じメルマガでも施策ごとの差が見えます。新商品案内(newsletter_new_product)は購入率9.2%、会員クーポン(newsletter_member_coupon)は5.4%。同じチャネルでも、施策で1.7倍ほどの差があります。ここまで分かれば、「次は新商品案内型の配信に予算を寄せる」という具体的な一手まで決められます。

RevenueScope がしているのは、広告費対効果(ROAS)の数字を作ることではありません。自社の実売上を起点に、どのチャネル・どの広告が本当に売上を作ったかを共通の物差しで並べ、次の打ち手を数字で選べるようにすることです。これが、広告のお金を無駄にしないための次の一手です。

FAQ#

よくある質問#

Q. 広告効果測定は、まず何から始めればいいですか?

A. UTMを付けることから始めるのがおすすめです。広告のリンクに「どの広告から来たか」の印を付けるだけで、訪問とチャネルを結べるようになります。次に、自社の実売上をチャネル別にそろえれば、管理画面の数字に頼らず判断できます。高価なツールや難しいモデルは、最初は必要ありません。

Q. 媒体の管理画面の数字は信用しないほうがいいですか?

A. 信用しないというより、それだけで予算を決めないことが大切です。管理画面は「クリックやCVが何件あったか」を教える便利な記録です。ただ、自社の実売上や新規客かどうかは見えません。管理画面の数字に、自社の実売上という別の角度を1つ足すと、判断を誤りにくくなります。

Q. コンバージョン計測(CV計測)は本当に必要ですか?

A. はい。コンバージョン計測が無いと、広告と売上をそもそも結べません。何か月もこの土台が無いまま運用すると、どの広告が効いたか分からないまま予算を使うことになります。まずは購入や問い合わせが正しく記録される状態を作ることが、すべての出発点です。

まとめ#

広告効果測定とは、出した広告が本当に売上につながったかを見極めることです。「どの広告が効いているか分からない」のは腕の問題ではなく、購入の計測やUTMといった土台が抜けていることがほとんどです。媒体の管理画面の数字は「何が起きたか」を教えてくれますが、自社の実売上と突き合わせて初めて、本当の効果が見えてきます。

最初の一歩は、難しいことではありません。UTMを付け、チャネル・広告別に自社の実売上をそろえ、新規と既存を分けて見る。この3つをそろえるだけで、「成果が地味に見えて、実は新規をいちばん連れてきていた広告」が見つかるはずです。まずは主要な広告の実売上を、管理画面以外の角度から一度見直してみてください。

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