検索結果には出ている。順位もそこそこ。なのに、クリックされない——Search Console(サーチコンソール)を見ると、表示回数はあるのにクリックがほぼ0のページが並んでいる。ネットショップを運営していると、よくある状態です。直し方そのものは知られています。タイトルとスニペット(検索結果に出る説明文)を、検索した人の知りたいことに合わせて書き直す。問題は、そういうページが何十とあることです。全部いっぺんには直せません。だから先に決めるのは「どのページから直すか」。本記事では、なぜ表示回数の多い順に直すと空回りするのか、直す順をどう決めるのか、そして実際のタイトルとスニペットをどう直すのかを、順番に整理します。
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目次
この記事のまとめ#
- 表示回数はあるのにクリックされないのは、検索結果での「見え方」が、検索した人の知りたいこととずれているからです。タイトルとスニペットを直せば改善できます
- ただし直す順番が大事です。表示回数の多い順に直すと、買う気のない情報収集の検索ばかり拾って、労力が売上につながりません
- 直す順は、そのページが売上にどれだけ近いかで決めます。低クリックのページを「売上への近さ」で並べ替え、近いものから直すと、同じ手間でも売上に効きます
1. 「表示回数はあるのにクリックされない」とは、何が起きているのか#
結論から言うと、表示回数はあるのにクリックされないのは、検索結果での「見え方」が、検索した人の知りたいこととずれているからです。
まず言葉を整理します。表示回数(インプレッション)は、検索結果にあなたのページが出た回数。クリック率(CTR)は、出た回数のうちクリックされた割合です。つまり「表示回数はあるのにクリックが0」とは、検索結果には出ているのに、誰も選んでくれていない状態を指します。順位が低すぎて見られていないだけのこともあります。ですが、1ページ目の下のほう(7〜10位あたり)に出ているのにクリック0なら、原因はたいてい順位ではなく「見え方」です。
検索した人は、検索結果に並んだタイトルと説明文を一瞬で見比べて、自分の知りたいことに答えてくれそうな1つを選びます。たとえば、タイトルが内容を言い当てていない。説明文が固くて、何の役に立つか伝わらない。検索した言葉が見出しに入っていない。こうしたずれがあると、出ていても選ばれません。だから「表示回数はあるのにクリック0」のページは、中身を増やす前に、まず検索結果での見え方を直す対象になります。

2. 直す順番は、表示回数でなく「売上への近さ」で決める#
結論から言うと、直すページの順番は、表示回数の多い順ではなく、そのページが売上にどれだけ近いかで決めます。
低クリックのページが何十とあるとき、つい「表示回数の多い順」に直したくなります。数が多いほうが、直したときのインパクトも大きそうに見えるからです。ですが、これが空回りの入り口です。表示回数がいちばん多いのは、たいてい「〇〇とは」のような、言葉の意味を調べているだけの検索です。この人たちは知識を集めているだけで、今すぐ買う人ではありません。ここのクリックをいくら増やしても、見られて終わり。売上にはなかなかつながりません。
だから、並べ替える基準を変えます。表示回数でなく、「そのページに来る検索が、買う気にどれだけ近いか」で見比べます。たとえば「価格」「比較」「失敗」「やり方」を含む検索は、調べた先に買う・申し込むという行動が控えています。こうした売上に近いページの低クリックを先に直すと、増えたクリックがそのまま見込み客になります。同じ「タイトルを直す」という手間でも、どのページから手をつけるかで、売上への効き方はまるで変わるのです。

3. タイトルとスニペットを、検索意図に合わせて直す#
結論から言うと、直し方の中心は、検索した人の言葉と知りたい答えを、タイトルとスニペットの先頭に出すことです。
直すページが決まったら、そのページがどんな検索で出ているかを確かめます。Search Console で、そのページに来ている検索語を見ます。次に、その検索語と「検索した人がいちばん知りたい一言」を、タイトルの前半に置きます。検索結果は途中で切れるので、大事な言葉ほど前に出すのが鉄則です。後半には、ほかの結果と差がつく一言——具体的な数字、対象、結論——を足します。スニペット(説明文)は、その一言を読んで「ここに答えがある」と分かるように、結論を先に書きます。固い言い回しや、何の役に立つか伝わらない説明は、選ばれません。
注意したいのは、検索結果に出る文字は、必ずしも自分で書いたとおりには表示されないことです。Google は、検索語とページの中身に合わせて、説明文を自動で組み替えることがあります[1]。だからスニペットは「ここを表示してほしい」という素材を本文と説明文に用意しておく、という考え方になります。タイトルも同じで、ページの見出しや内容と合っていないと、Google 側で別の文言に差し替えられることがあります[2]。検索した人の言葉に素直に合わせるほど、狙ったとおりに表示され、選ばれやすくなります。

RevenueScopeの解決策
表示回数はあるのにクリックされないページを直すとき、いちばん難しいのは「どのページから直すか」を決めることです。順位は上位なのにクリック0のページを見つけ、そのうえで、それぞれが売上にどれだけ近いかで並べ替える。Search Console は順位とクリックまでは見せてくれますが、そのページが売上にどれだけ近いかは、別で組み合わせないと分かりません。ここが手作業だと重いところです。
RevenueScope は、この並べ替えを肩代わりします。検索順位は上位なのにクリックがほとんどないページを抜き出し、それぞれの「売上への近さ」と合わせて、1つの画面で見比べられるようにします(表示はデモデータ)。
| ページ | 掲載順位 | 表示回数 | クリック率(CTR) | 売上への近さ |
|---|---|---|---|---|
| 料金の比較ページ | 6.2位 | 910 | 0.0% | 高(購入の直前) |
| 使い方ガイド | 5.4位 | 620 | 0.6% | 中 |
| 「〇〇とは」解説 | 7.8位 | 2,140 | 0.0% | 低(情報収集) |
この表の読みどころは、いちばん上に直すべきページの選び方です。表示回数だけ見れば、いちばん多いのは「〇〇とは」の2,140回。つい、ここから直したくなります。ですが、このページに来るのは言葉の意味を調べている人で、売上は遠い。一方、料金の比較ページは表示回数こそ910回と少なめですが、来ているのは「買う直前」の人です。順位は上位なのにクリック0——ここを直せば、増えたクリックがそのまま見込み客になります。RevenueScope が示すのは「どこから直すと売上に効くか」の順番で、実際のタイトルとスニペットを書き直すのは、あなたの仕事です。
ひとつ、はっきりさせておきます。RevenueScope はクリック率そのものを上げてくれるツールではありません。示すのは、順位・表示回数・クリック率と、そのページの売上への近さを、同じ画面でそろえて「直す順番を売上で決める」材料を整えるところまで。粗利や在庫までは計算しません。どのページから、どんな言葉で直すかは、あなたが決めます。
FAQ#
よくある質問#
Q. タイトルを直したら、すぐにクリックは増えますか?
A. すぐではないことが多いです。Google が新しいタイトルや説明文を読み込み、検索結果に反映するまでに、数日から数週間かかります。さらに、検索結果での見え方が変わってクリック率が動いたかどうかは、ある程度の表示回数がたまらないと判断できません。直した日付を控えておき、2〜4週間ほど様子を見てから、クリック率が上がったかを確かめるのが現実的です。焦って何度も直すと、どの変更が効いたのか分からなくなります。
Q. 表示回数が多いのにクリック0のページは、全部直すべきですか?
A. 全部を急いで直す必要はありません。直す順番を、売上への近さで決めてください。買う気に近い検索(価格・比較・やり方など)で出ているページを先に直すと、増えたクリックが見込み客につながります。「〇〇とは」のような情報収集の検索で出ているページは、表示回数が多くても後回しで構いません。クリックが増えても売上に遠いからです。
Q. 順位が低い(2ページ目以降)のページは、どうすればいいですか?
A. 検索結果の1ページ目に出ていないページは、まず「見え方」より先に、順位を上げる打ち手(内容の充実や内部リンク)が必要なことが多いです。本記事の対象は、1ページ目に出ているのにクリックされないページ——つまり、見られているのに選ばれていないページです。順位とクリックのどちらが課題かを切り分けてから、手を打つ順番を決めると、空回りを避けられます。
まとめ#
表示回数はあるのにクリックされないのは、検索結果での見え方が、検索した人の知りたいこととずれているからです。タイトルとスニペットを、検索した人の言葉と知りたい答えに合わせて直せば、改善できます。
ただし、そういうページは何十とあります。全部いっぺんには直せないので、直す順番が肝心です。表示回数の多い順に直すと、買う気のない情報収集の検索ばかり拾って空回りします。直す順は、そのページが売上にどれだけ近いかで決める。買う直前の検索で出ているページの低クリックを先に直すと、同じ手間でも売上に効きます。
順位は上位なのにクリック0のページを見つけ、それを売上への近さで並べ替える。この並べ替えを毎回手作業でやるのは重いぶん、ここを肩代わりできれば、限られた時間を、売上に近いページの修正から順に使えます。
