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売れるLPの見分け方|売上効率で比べる

アクセスは多いのに売れないランディングページ(LP)と、地味でもしっかり稼ぐLP。その違いは、購入率(CVR)だけを見ていると分かりません。LPを売上効率(RPS、1セッションあたりの売上)で比べると、CVRが低くても客単価で稼ぐLPが見えてきます。GA4のページ分析では見えにくい「ページ別の売上効率」の見方を、平易に整理します。

売れるLPの見分け方|売上効率で比べる

同じサイトの中でも、ランディングページ(LP、お客さんが最初に着地するページ)には、よく売れるものと、まったく売れないものがあります。アクセスはたくさん集まっているのに売上につながらないLPもあれば、訪問は少ないのにしっかり稼ぐLPもある。この違いを見分けられれば、どのページに手を入れ、どのページに広告を寄せるべきかが見えてきます。

ところが、多くの人はLPの良し悪しを購入率(CVR、訪れた人のうち実際に買った人の割合)だけで判断します。それだと、大事なことを見落とします。CVRが低くても、1回の購入額(客単価)が大きくて、結果的によく稼いでいるLPがあるからです。本当に見たいのは、「そのLPに来た人が、平均していくらの売上を生んだか」——つまりページ別の売上効率です。この記事では、LPをCVRだけで見ると何を見落とすのか、そして売上効率(RPS)で比べるとどう見え方が変わるのかを、順番に整理していきます。

まとめ解説動画

この記事のまとめ#

  • LPを購入率(CVR)だけで評価すると、客単価の差を見落とします。CVRが低くても、1回あたりの購入額が大きくて、しっかり稼ぐLPがあります。
  • 見るべきは売上効率(RPS、1セッションあたりの売上)です。RPSは購入率と客単価の両方を1つで捉えるので、「来た人が平均いくら売上を生んだか」でLPを公平に比べられます。
  • 手の入れどころは「流入の量」と「RPS」の組み合わせで決まります。流入は多いのにRPSが低いLPは、改善の効果が最も大きい候補です。

1. CVRだけでLPを評価すると見落とすもの#

LPの成績を測るとき、まず思い浮かぶのが購入率(CVR)です。100人来て2人買えばCVRは2%。分かりやすく、よく使われます。でも、CVRだけでLPを順位づけすると、判断を誤ることがあります。

たとえば、2つのLPを比べてみます。LP-Aは、CVRが3.0%と高い。いっぽうLP-Bは、CVRが1.5%とAの半分しかありません。CVRだけ見れば、Aの勝ち、Bは要改善——そう判断したくなります。ところが、1回あたりの購入額(客単価)を見ると、話が変わります。Aの客単価は4,000円、Bの客単価は12,000円だったとします。同じ100人が来た場合、Aは3人 × 4,000円 = 12,000円、Bは1.5人 × 12,000円 = 18,000円。実は、CVRが低いはずのBのほうが、売上は多いのです。

なぜこうなるかというと、CVRは「買ったかどうか」だけを見て、「いくら買ったか」を見ていないからです。安い商品をたくさんの人が買うLPと、高い商品を少数の人が買うLP——CVRだけ並べると、前者が高く評価され、後者が過小評価されます。客単価の高い商品を扱うLPほど、CVRという見方では損をするのです。LPの本当の実力を測るには、購入率と客単価を、両方ひとまとめにして見る必要があります。

購入率(CVR)だけでLPを評価すると誤ることを示した対比表。LP-AはCVR3.0%で客単価4000円、LP-BはCVR1.5%で客単価12000円。CVRだけ見るとAが勝ちに見えるが、同じ100人が来た場合の売上はAが12000円に対しBは18000円で、CVRの低いBの方が多く稼いでいる。CVRは買ったかどうかしか見ず、いくら買ったかを見ないため、客単価の高いLPが過小評価されることを示す

2. 売上効率(RPS)で見る|購入率と客単価をまとめて捉える#

そこで使うのが、売上効率(RPS、Revenue Per Session=1セッションあたりの売上)です。RPSは、そのLPに来た訪問1回あたり、平均いくらの売上が生まれたかを表します。計算は、売上 ÷ 訪問数。とてもシンプルです。

RPSの便利なところは、購入率と客単価の両方を、1つの数字でまとめて捉えていることです。実は、RPS = 購入率(CVR)× 客単価(AOV)という関係になっています。つまりRPSは、「たくさんの人が買ったか(CVR)」と「1回でいくら買ったか(客単価)」を掛け合わせた、総合的な売上効率なのです。だから、CVRが低くても客単価が高ければRPSは高くなり、CVRが高くても客単価が安ければRPSは伸びません。

先ほどのLP-AとLP-Bを、RPSで見直してみます。LP-Aは、3.0% × 4,000円 = 120円。LP-Bは、1.5% × 12,000円 = 180円。RPSで比べると、Bのほうが訪問1回あたり60円多く稼いでいると、はっきり分かります。CVRだけ見ていたら「Bは負け」と切り捨てていたかもしれません。RPSという1つの指標に揃えるだけで、LPの本当の稼ぐ力が、公平に比べられます。

売上効率(RPS)でLPを比べると見え方が変わることを示した図。RPSは購入率(CVR)×客単価(AOV)で計算される。LP-Aは3.0%×4000円で120円、LP-Bは1.5%×12000円で180円。CVRだけ見ればAが上だが、RPSで見るとBの方が訪問1回あたり60円多く稼ぐ。RPSは購入率と客単価の両方を一つの数字で捉えるため、LPの本当の稼ぐ力を公平に比べられることを示す

3. 流入の量とRPSで、手の入れどころを決める#

LPごとのRPSが分かったら、次は「どのLPに手を入れるか」です。ここで併せて見たいのが、流入の量(そのLPに何人来ているか)です。RPSと流入の量を組み合わせると、手の入れどころの優先順位が見えてきます。

考え方は、4つの組み合わせで整理できます。①流入が多くてRPSも高いLPは、稼ぎ頭。広告などをさらに寄せて伸ばす候補です。②流入は多いのにRPSが低いLPは、いちばんの改善候補。たくさん人が来ているぶん、RPSが少し上がるだけで売上のインパクトが大きいからです。③流入は少ないがRPSが高いLPは、隠れた優等生。もっと人を集める価値があります。④流入もRPSも低いLPは、後回しでかまいません。手をかけても、得られる売上が小さいからです。

この4つの組み合わせで見ると、「CVRが低いから直そう」と思っていたLPが、実は客単価で稼ぐ優等生だった、という発見がよく起きます。逆に、アクセスが多くて満足していたLPが、RPSで見ると人を集めているだけで稼げていない、と分かることもあります。手の入れどころは、感覚ではなく、流入の量とRPSという2つの数字の組み合わせで決まります。

考え方そのものは、むずかしくありません。むずかしいのは、これをLPごとに、毎月続けることです。LPごとの訪問数はアクセス解析(GA4など)で取れますが、GA4のページのレポートは表示回数や直帰率、滞在時間が中心で、「そのページに来た人がいくら売り上げたか」というページ別の売上効率は、標準では見えにくくなっています。LP別のRPSを出すには、ページごとの訪問数と売上を別々に取ってきて、毎回手作業で突き合わせる必要があります。その集計が、判断にたどり着く前の壁になります。

流入の量とRPSの組み合わせでLPの手の入れどころを決める4象限の図。流入多×RPS高は稼ぎ頭で伸ばす、流入多×RPS低は最優先の改善候補(来訪が多くRPS改善のインパクトが大きい)、流入少×RPS高は隠れた優等生でもっと集客する、流入少×RPS低は後回し。CVRが低いから直すという感覚ではなく、流入の量とRPSの2つで優先順位が決まることを示す

RevenueScopeの解決策

LPを売上効率で見ようとすると、最後にぶつかるのは同じ壁です。「LPごとのRPSを知りたいのに、ページ別の訪問数と売上が別々の場所にあって、毎回まとめ直さないと並ばない」ことです。

RevenueScope は、その散らばった数字を1画面に集約し、LP(ページ)ごとに訪問数・購入率(CVR)・客単価(AOV)・売上効率(RPS)・売上を並べて見せます(表示はデモデータ)。

LP(ページ)訪問数購入率(CVR)客単価RPS(売上効率)
トップページ5,0001.0%¥6,000¥60
特集ページA3,0003.0%¥4,000¥120
高単価商品ページB1,2001.5%¥12,000¥180
キャンペーンLP2,5000.6%¥5,000¥30

この表を1画面で見ると、感覚では分からなかった優先順位が浮かびます。いちばん訪問が多いトップページは、RPSが60円と低め。いっぽう高単価商品ページBは、CVRこそ1.5%と低いのに、RPSは180円と最も高い——客単価で稼ぐ隠れた優等生です。そして注目すべきはキャンペーンLP。2,500件も集めているのに、RPSは30円しかありません。ここは「流入は多いのにRPSが低い」改善の最優先候補です。次の一手は、「キャンペーンLPのRPSをまず引きあげ、稼ぐ力の高い高単価商品ページBへ集客を寄せる」と見えてきます。

ひとつ、はっきりさせておきます。RevenueScope がやるのは、LPごとに購入率(CVR)・客単価・売上効率(RPS)・売上を分けて、1画面に並べることです。どのページの何を直すか、その中身の判断はあなたが下します。また、ページの使いやすさ(ヒートマップやクリックの動き)や顧客生涯価値(LTV)といった指標は RevenueScope では扱いません。出すのは、ページ別の売上と、その効率まで。どこに手を入れるかの材料はそろえますが、ハンドルを握るのはあなたです。

FAQ#

よくある質問#

Q. LPの評価は購入率(CVR)だけではダメですか?

A. CVRは「買ったかどうか」しか見ておらず、「いくら買ったか」を見ていません。そのため、客単価の高い商品を扱うLPほど、CVRだけでは過小評価されます。CVRが低くても客単価で稼ぐLPは実際によくあるので、購入率と客単価の両方を1つにまとめた売上効率(RPS)で見ると、LPの本当の実力が公平に並びます。

Q. RPSと客単価(AOV)はどう違いますか?

A. 客単価(AOV)は「買った人1人あたりの平均購入額」で、買わなかった人は含みません。RPS(1セッションあたりの売上)は「来た人全員あたりの平均売上」で、買わなかった人も分母に入ります。RPS = 購入率(CVR)× 客単価(AOV)という関係なので、RPSは「どれだけの人が買い、1回いくら買ったか」を両方まとめて捉えた、LPの総合的な売上効率です。

Q. GA4でLP別の売上効率は見られますか?

A. GA4のページのレポートは、表示回数・直帰率・滞在時間などが中心で、ページ別の訪問数は見られますが、「そのページに来た人がいくら売り上げたか」という売上効率は標準では見えにくくなっています。LP別のRPSを出すには、ページごとの訪問数と売上を別々に取り出して、手作業で突き合わせる必要があります。その月次の集計が、LPを売上効率で比べるときの最大のハードルになります。

まとめ#

LPを購入率(CVR)だけで評価すると、客単価の差を見落とします。CVRが低くても客単価で稼ぐLPがあるからです。見るべきは売上効率(RPS、1セッションあたりの売上)。RPS = 購入率 × 客単価なので、購入率と客単価の両方を1つで捉え、LPの本当の稼ぐ力を公平に比べられます。

手の入れどころは、流入の量とRPSの組み合わせで決まります。とくに「流入は多いのにRPSが低いLP」は、改善のインパクトが最も大きい候補です。まずは主要なLPを、CVRだけでなくRPSで並べてみてください。アクセスが多くて満足していたLPの本当の稼ぐ力と、地味だけど稼いでいたLPの存在が、同時に見えてきます。

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