「AIにゴミを入れれば、ゴミが返る」——よく聞く話です。でも、自分がAIに渡している数字こそ、その「ゴミ」かもしれない。そうは思いにくいものです。
「うちのネットショップ、次はどこに力を入れるべきだろう」。素で聞けば一般論しか返らないと分かっているから、多くの人はGA4から出したチャネル別売上のExcelを添付して聞きます。ところが——その素のGA4エクスポートには、bot(Webトラフィックの53%)が混じり、AI経由の売上は「参照元不明」に紛れて過小に出る。つまり、あなたが「自分の数字」だと思って渡した表は、実は汚れている。ChatGPTはそれを疑えないので、汚れた数字のまま、もっともらしく誤答します。この記事では、同じ質問を「手作りExcelを添付したChatGPT」と「数字をつないだChatGPT」で並べ、結論がどう変わるかを見せます。
同じ質問を、つなぐ前と後で見比べる#
聞くことは1つ。「うちのネットショップ、次はどこに力を入れるべき?」——多くの人がやるように、まずはチャネル別売上のExcelを添付して、素のChatGPTに聞いてみます。
① ふつうのChatGPT
もっともらしい。でも——このExcelは、あなたが毎週手で作っている。しかも素のGA4エクスポートはbotが混じり(Webの53%はbot)、AI経由の売上は「参照元不明」に紛れて過小。AIにゴミを入れれば、ゴミが返る。ChatGPTは渡された表を疑えないので、汚れた数字なら汚れたまま、自信満々に答える。そして来週にはもう古い。
同じ質問を、数字を「つないだ」ChatGPT——正しく(bot除外・AI帰属済み)、いつでも最新——に投げると、結論が変わります。
② RSをつないだChatGPT
質問は同じです。違うのは、渡した数字が「汚れて古い手作りの表」か、「bot除外・AI帰属済みで、いつでも最新の数字」か。それだけで、答えは「量で見た結論」から「効率で見た結論」へ変わります。そもそも毎週Excelを作り直す手間そのものはGA4のデータを毎月Excelで作り直すのをやめるで扱っています。
この答えの、どこを見るか#
見るべきは、量と効率が食い違うところです。セッション数(量)が一番多いのはGoogle検索でも、1訪問あたりの売上(RPS)ではAI経由が上——このねじれは、正しい数字を並べて初めて見えます。
そして、その「正しさ」が前提です。①のExcelはbot込み・AI経由が未帰属だったので、ChatGPTは「Google検索が柱」と、量に引っ張られた結論を返しました。botを除き、AI経由を正しく帰属して初めて、効率の姿が見える。bot混入がチャネル判断をどう歪めるかはbotを除くと「本当の数字」が見えるにまとめています。
もう1つ、母数の小さいチャネルは鵜呑みにしない。上のClaude経由はRPSが桁違いですが、19セッションしかない。1件の注文で数字が跳ねるので、結論を出すより、しばらく見張る対象として扱うのが正解です。つないだAIがこの注意書き(※)まで自分から添えるのが、正しい数字を読んでいる証拠です。
RevenueScopeなら、つなぐだけ
「つないだ後」は、特別な開発をしたわけではありません。使っているAIに、自社のアクセスデータを読み取り専用でつなぐだけ。以後は、Excelを毎週作り直す必要も、botやAI経由を手で補正する必要もなく、いつでも最新の正しい数字でAIが答えます。作る前に、まず"使う"から始める考え方は作らずにAIを使い始めるにまとめました。
正直に線を引きます。①でChatGPTが求めた「RPS・botを除いた実数・AI経由の売上の内訳」は、まさにRevenueScopeをつなげば渡せるもの——②はそれで答えています。渡せるのは、売上・セッション・RPS・AOV・CVR(サイト・チャネル単位)、チャネル別・ページ別の内訳(売上や流入)、そしてAI経由の売上まで。一方で、CAC・LTV・粗利は渡しません——そこは別のツールの領分です。埋められる数字だけを、正しく・常時ライブで渡す。それが「うちの場合」を、汚れなく答えさせる近道です。
見本のネットショップは、登録なしでそのまま触れます。まずは、正しい数字をつないだAIがどう答えるかを、自分の目で見てください。
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