·AI活用 / ChatGPT / EC / 売上分析 / データ活用

AIが一般論しか言わない理由|自社の数字をつなぐ

ChatGPTに相談しても教科書みたいな当たり前の答えしか返ってこない。それはAIの性能のせいではなく、あなたの店の数字を1つも見ていないからです。自社の数字をつなぐと答えが一般論からあなた専用の一手にどう変わるかを、初級の方にもやさしく解説します。

AIが一般論しか言わない理由|自社の数字をつなぐ

「ChatGPTにうちの店の相談をしても、教科書みたいな当たり前の答えしか返ってこない」。そう感じたことはありませんか。

理由はシンプルです。AIの頭が悪いからではありません。AIが、あなたの店の数字を1つも見ていないからです。数字を渡さなければ、AIは世の中の平均的な正解、つまり一般論を返すしかありません。

この記事で見ていくのは3つです。なぜAIは一般論しか言わないのか、自社の数字をつなぐと答えはどう変わるのか、そして手軽に試す方法とその限界。初級の方にもわかるよう、やさしく進めます。

まとめ解説動画

この記事のまとめ#

  • AIが一般論しか言わないのは、頭が悪いからではなく、あなたの店の数字を1つも見ていないから。AIは渡された材料の中だけで考える
  • 同じAIでも、自社の数字をつなぐと答えが変わる。「SNSを強化」から「メール経由が一番効率がいい、まずメール」へ。教科書回答は能力不足でなく入力不足
  • 数字を手でコピーして貼れば一度は試せる。ただし毎回は重い。複数の管理画面から集める手間、貼った時点の古い数字、貼り忘れがついて回る
  • 続けるカギは、自社の数字を一度つないでおくこと。AIが常に最新の数字を読めるので、一般論でなく「あなた専用の今週の一手」が返る

1. なぜAIは一般論しか言わないのか#

結論から言うと、AIが一般論を返すのは、あなたの店の数字を1つも見ていないからです。

ChatGPTに「うちの店、売上を伸ばすには?」と聞くと、どの店が聞いても同じような答えが返ってきます。「SNSを強化しましょう」「メールを送りましょう」「商品ページを見直しましょう」。どれも間違いではありませんが、あなたの店に向けた答えではありません。世の中のECに広く当てはまる、平均的な正解です。

なぜそうなるのか。AIは、渡された材料の中だけで考えるからです[1]。あなたの店の数字を渡していなければ、手元にあるのは世の中の一般的な知識だけ。だからその範囲で、いちばん無難な答え、つまり一般論を返します。性能の問題ではなく、見ている材料の問題です。

ここで押さえたいのは、「どのAIを使うか」より「AIに何を見せているか」が答えを決める、ということです。最新の賢いAIに変えても、あなたの店の数字を見せなければ、返ってくるのはやはり一般論です。

同じ質問でも、数字を見ないAIとあなたの数字を読むAIで答えがどう変わるかを並べた表

上の表は、同じ質問でも、数字を見ないAIと、あなたの店の数字を読むAIで、答えがどう変わるかを並べたものです。左は誰に聞いても同じ一般論、右はあなたの数字から導いた具体的な一手です。ここで言う「あなたの店の数字」とは、まず売上やセッションあたりの売上など、ECで最初に押さえたい5つの数字のことです。

2. 自社の数字をつなぐと答えが変わる#

結論から言うと、同じAIでも自社の数字をつなぐと、答えは一般論から「あなた専用の次の一手」に変わります。

たとえば「どこに力を入れるべき?」という問い。数字を見ないAIは「SNSを強化しましょう」と答えます。ところが、あなたの店のチャネル別の数字をAIが読めるようにしておくと、答えはこう変わります。「メール経由が一番効率よく売れています。まずメールから手を打ちましょう」。

変わったのはAIの賢さではありません。見ている材料が変わっただけです[2]。教科書みたいな答えになっていたのは、AIの能力が足りないからではなく、あなたの店の数字という入力が足りなかったからです。

数字を渡しているかどうかで答えが一般論かあなた専用かに分かれる流れの図

上の図のように、分かれ目はAIの賢さではなく、あなたの店の数字を渡しているかどうかです。ここで言う「つなぐ」とは、むずかしいことではありません。あなたの店の数字を、AIが直接読めるようにしておくことです。一度つないでおけば、毎回コピーして貼らなくても、AIがいつでも最新の数字を見にいけます。読み取り専用にしておけば、AIが数字を書き換える心配もありません。

3. 手で貼って試せるが毎回が重い#

結論から言うと、自社の数字はAIに手でコピーして貼っても渡せます。一度試すだけなら、それで十分です。

実際、管理画面の数字をコピーしてChatGPTに貼り付ければ、「あなた専用の答え」を体験できます。まず一度やってみる価値はあります。問題は、これを毎月続けようとしたときです。手で貼る形には、続けるうちに無理が出てきます。

  • 毎回の手作業が重い。 広告の管理画面、アクセス解析、ショップの管理画面。数字はあちこちに散らばっていて、毎回そこから集めて貼り直すことになります
  • 貼った時点で古くなる。 コピーした数字はその瞬間のもので、翌日には変わっています。古い数字のまま相談すれば、答えもずれます
  • 抜け漏れに気づけない。 1つのチャネルを貼り忘れても、AIは気づかず「これが答えです」と返します。材料が欠けていても、それらしく仕上げてしまいます
  • 毎回そろえ直すのが重い。 集めた数字をチャネル別に分け、先月と比べられるようにそろえる。この手間はコピペだけでは終わりません

手でコピペと一度つないでおくを、毎月の手間の軽さ・数字の新しさ・抜け漏れの少なさで見比べた棒グラフ

上の図は、「手でコピペ」と「一度つないでおく」を、毎月の手間の軽さ・数字の新しさ・抜け漏れの少なさで見比べたものです。手でコピペは一度なら手軽ですが、毎月くり返すほど、手間と古さと抜け漏れが重くのしかかります。

つまり、一度きりなら手コピペで足ります。けれど、毎月くり返す相談を一般論で終わらせないためには、自社の数字を一度つないでおく形が要る、ということです。毎月のレポートづくりまで含めた具体的な進め方は、AIで月次レポートを自動化する記事でくわしく説明しています。

RevenueScopeの解決策

AIが一般論しか言わないのも、毎回コピペが重いのも、もとをたどれば原因は1つです。AIに渡す「あなたの店の最新の数字」を、手作業でしか用意できていないことです。

RevenueScope は、この渡す部分を引き受けます。ChatGPTやClaudeにつなぐと、AIがあなたのECの数字を直接読んで答えてくれます。むずかしい設定もSQLもいりません。AIに「うちの売上、どのチャネルが効いてる?」と聞くだけです。読み取り専用なので、データを書き換えられる心配もありません。

AIが読むのは、売上(Revenue)・平均注文額(AOV)・セッションあたり売上(RPS)・購入率(CVR)・セッション数(Sessions)の5つと、その前期比です。これをチャネル別にそろえた数字が、そのままAIに渡ります。

たとえば、あなたの数字を読んだAIは、こんなふうに答えます(表示はデモデータ)。

あなたの質問数字を見ないAIあなたの数字を読むAI
どこに力を入れる?SNSを強化しましょうメール経由が一番効率がいい。まずメール
何が落ちている?一般的な改善点を挙げるスマホの購入率だけ下がっている
今週やるべきは?EC改善の定石を並べるあなたの数字から選んだ今週のTop3

左の一般論と違い、右はあなたの店の数字から導いた答えです。「AIで簡単に」で終わらせず、売上や集客に効く判断まで踏み込むには、こうしてあなた自身の実データをAIに読ませることが要ります。RevenueScope がやっているのは、AIを賢くすることではなく、AIがあなた専用の答えを出すための「最新で、整った、あなたの店の数字」を渡し続けることです。

FAQ#

よくある質問#

Q. 自社の数字を渡さなくても、上手にプロンプトを書けば具体的な答えになりますか?

A. プロンプトの工夫や、自分の文脈をあらかじめ伝えておく設定[3]で、ある程度は絞り込めます。ただし限界があります。AIはあなたの店の実際の数字を持っていないので、どれだけ上手に聞いても、推測まじりの一般論の域を出ません。具体的な答えにたどり着くには、実際の数字を読ませることが要ります。

Q. 数字をAIに渡すと、勝手に書き換えられたりしませんか?

A. つなぎ方を読み取り専用にしておけば、AIは数字を読むだけで、書き換えることはありません。どの数字をどこまで見せるかは自分で決められます。手でコピペする場合も、貼った数字をAIが変えてしまうことはありません。

Q. まず何から始めればいいですか?

A. まずは、今あなたが毎月どの数字をどこから見ているかを書き出してみてください。そのうえで、一度AIに手で貼って「あなた専用の答え」を体験すると、つないでおく価値が実感できます。

まとめ#

AIが一般論しか言わないのは、性能のせいではありません。あなたの店の数字を見ていないからです。同じAIでも、自社の数字を読ませれば、答えは「SNSを強化」から「メール経由が一番効率がいい、まずメール」へと、あなた専用の一手に変わります。教科書回答の正体は、能力不足ではなく入力不足です。

数字は手でコピペしても渡せます。一度試すなら、それがいちばん早い。ただ、毎月くり返す相談を一般論で終わらせないためには、自社の数字を一度つないでおき、AIが常に最新の数字を読める形にしておくことです。「AIで楽になる」で止めず、売上や集客に効く判断までたどり着くカギは、あなた自身の実データにあります。まずは、毎月見ている数字を書き出すところから始めてみてください。

なお、AIから来た人が実際にいくら売り上げたかまで追いたいときは、AI経由の流入を売上で見る記事もあわせてどうぞ。

どの広告が売上を生んでいるか、一目でわかる

月5,000セッションまで、AIアナリストもずっと無料。クレジットカード不要。最短5分で導入。

あなたのサイト(例: yourshop.com) を分析する準備ができました

クレジットカード不要·最短5分で計測開始

参考文献#

関連記事